2013年11月7日木曜日

● 原材料表示

毎日の様に誤表示だとか偽装だとか次々に発覚する問題。
外食産業は偽装が当たり前?のように思ってしまう。
そもそも、誤表示も偽装と同じ。使っているものが違うものを表示することは、間違っていたでは済まされないし、大手の会社が認識不足ではお粗末すぎるし、お客様に失礼すぎる。
ただ、加工品の原材料表示は難しい。
添加物とは何か? 添加物は何も化学的食材だけが添加物ではないのです。
例えば、ジャムにオレンジ色を付けたいとした時にオレンジを絞って入れたとすると、これの目的は色素として使うので添加物となり、無添加の商品では無くなり「無添加」の表示は出来ません。
無添加でなくでも「着色料、増粘多糖類不使用」と書かれると「無添加」と思わされるかも知れませんが、そうではない商品も多々あります。
以前、カジュー神戸では「自家製天然りんごペクチン」と表示する商品がありました。これは、リンゴからペクチンを抽出した天然のエキスを使用しますが、天然だろうが何だろうが「ペクチン表示」が「添加物」に当たると言うことで「自家製天然りんごペクチン」の表示を無くしました。しかし、あくまでも天然の食材です。保健所と話をした結果、天然でも自家製でも「ペクチン」は添加物と見なされる為、「りんご」と表示を改ことで問題なしとなりました。
こう言った表示ルールを理解せず「無添加」と書かれている商品って結構あるんのではないでしょうか。
一般のお客様には本当に分かりづらいですよね。
原材料表示って複雑で難しいかもしれませんが、販売をする以上、問題ない表示をすることは義務であり、認識不足では済まされません。
でも、販売側にも分かりづらい複雑なルール消費者側に理解出来るか疑問ですし、本当は、誰もがわかる表示ルールが必要なんじゃないかと思います。

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